2026.2.20 / 

Interview

未来へ「恩」を送る人


不動産買取という仕事の、その先にあるもの

 

 

ラジオ番組「ExpertVoice」の収録に向けた事前インタビュー。
今回お話を伺ったのは、株式会社アシタエ 代表取締役・橋本純一さん。

 

正直に言うと、「不動産の買取」という言葉から、ここまで胸が熱くなるとは思っていま せんでした。

 

「今だけ・金だけ・自分だけ」では、生きない

「結局、人は”何のために生きているか”なんですよ」

 

橋本さんの声は、穏やかだけれど、芯がありました。
それは”成功”でも”お金”でもなく、先人への感謝に気づき、その恩を未来へ送ること。

 

今の日本は、経済的にも安全面でも世界トップクラス。
それなのに、幸福度は決して高くない。

 

その違和感の正体を、橋本さんはこう語りました。


「以前は自分だけが幸せになるためにお金を追いかけてました。
でも違ったんですよ。

未来に何かを残そうと全力で生きている今の自分が、一番幸せなんです」(橋本さん)

 

その瞬間、私の中で何かが崩れ落ちました。
いや、崩れたんじゃない。目が覚めたんですよね。

 

ああ、この人は本当に、生きることの意味を見つけた人なんだ――
そう思ったら、なぜか目頭が熱くなりました。

 

不動産は「モノ」じゃない。「縁」だと思っている

 

橋本さんが手がける不動産買取は、少し特別です。

 

壊して、新しく建てて、価値を上げて売る。
そんな”効率”よりも大切にしているのは、そこに暮らしてきた人の思い。
その土地や家が刻んできた、かけがえのない時間。

 

 

 

「不動産って、場所との”縁”なんですよ。大切に住まわれてきた家を、次の世代にどう渡 すかを考えています」(橋本さん)

 

だから、むやみに壊さない。
できる限り活かす。
ゴミを出さず、リノベーションで命をつなぐ。

 

その姿勢は、仕事というより祈りに近いものを感じました。

 

ああ、この人は本当に、家を”生き物”のように扱っているんだ――
壁も、柱も、窓も。
そこに住んだ人の笑い声も、涙も、全部抱きしめるように。

 

私は震えました。
こんな仕事の仕方があるんだって。
こんなに、魂を込められる仕事があるんだって知りませんでした。

 

種をまく人でありたい

 

橋本さんは、不動産業だけでなく、 子どもたちに向けた種まき寺子屋」を運営して、大人向けの人間学読書会など、社会活動 にも力を注いでいます。

 

 

「人生って、もし”教科”があったら、この国はもっと良くなると思うんです」(橋本さん)

 

挨拶、感謝、思いやり。
学校ではなかなか教えられない”人としての土台”。

 

それを、子どもたちに、大人たちに、
静かに、でも確実に伝え続けている人。

 

最終的な夢は、全国500拠点に寺子屋が広がることです。


「希望を持って死にたいんです」(橋本さん)

 

その言葉を聞いた瞬間、私は息を呑みました。

 

終わりに向かって生きるんじゃなくて、未来に向かって生ききって、死ぬ。
そういう覚悟を持った人の、静かで、でも揺るぎない強さがそこにありました。

 

こんな生き方があるんだ。
こんなふうに、命を使える人がいるんだ。

 

胸が、ぎゅっと締め付けられるようで、もっともっとお話を聞きたくなりました。

 

音楽が教えてくれる、原点

 

好きな曲は、ゴダイゴの「銀河鉄道999」。

 

 

 

「なぜかテンションが上がるんです。宇宙を走る電車って、ロマンがあるじゃないですか」(橋本さん)

 

その言葉を聞いて、思わず笑ってしまいました。
でもすぐに、ああ、と腑に落ちました。

 

夢を忘れないこと。
大人になっても、未来を信じること。

 

橋本さんの生き方そのものが、この曲とどこか重なって見えたんです。
きっとこの人は、ずっと少年のままなんだと思います。
そして、その少年の心を持ったまま、誰かの未来を照らしている。

 


この人のそばにいると、「未来」が少し明るく見える

 

仕事とは何か。
成功とは何か。
幸せとは何か。

 

橋本さんとの対話は、そんな問いを、そっと差し出してくれる時間でした。

 

「あなたにお願いしたい」
そう言われる理由が、痛いほどわかります。

 

不動産を扱っているのに、実はずっと”人の未来”を扱っている人なんですね。

 

事前インタビューを終えて、パソコンを閉じながら、私はふと思いました。
もしかしたら橋本さんは、家だけじゃなくて、人の心も再生しているんじゃないかって。 橋本さんと話していると、自分の人生をやり直せる人もいるだろうって。

 

これを読んでくれたあなたも一緒に、未来に種をまく人になってくれたら――

 

そんなことを、静かに願っています。

 

サウンドクルー・小室友里

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