【10/18 ON Air 】辻岡 淳平 さん

小室 今週のゲストはBNI神戸東メンバー・カムラック神戸 辻岡 淳平(つじおか じゅんぺい)さんです。辻岡さん、おはようございます、よろしくお願いします。
辻岡 おはようございます、よろしくお願いします。
小室 それでは辻岡さんより事業の案内をお願いします。
【障がいのある方が
ITエンジニアとして活躍できる社会を作りたい】
辻岡 【障がいのある方がITエンジニアとして活躍できる社会を作りたい】これをミッションとして神戸・三宮で就労支援A型事業所を営んでおります。
小室 障がいのある方がITエンジニアになる?
辻岡 そうですね。本当に適性があると思って信じて邁進しています。最近は盲目の方がエンジニアになる、目が見えないのであればエンジニアになるのはどうですか、と提案させていただいております。
小室 聞いたことのないビジネスモデルじゃないですか。
山内 目が見えない、ということは当然画面も見えないですよね。見えない中でプログラミングを学ぶシステムというのを構築されているのでしょうか。
あなた達もできるよ、ということを伝えていく
辻岡 画面は見えませんが、ブラインドタッチですね。事業所に在籍している、フルスタックのエンジニアでコーディングがバリバリにできる全盲の職員さんのことをモデルに、先日も、神戸市立盲学校の先生達とお話をしたり、神戸新聞さんにも取り上げていただいたりして、その方のような人材が育っていけば、目が見えなくても経済活動に参加できるということをすでに実証しているので、そのことを習知させていきたいと思っています。
山内 特別なことをするのではなく、みんながやっていることをあなた達もできるよ、ということを伝えていって、実際に稼いでもらう、ということを目指されているんですね。
辻岡 そうですね。どれだけ稼げるか、ということがポイントになると思います。IT系は比較的収入になりやすい側面もあり、近年ではAIが発達してきているのでそれを良きアシスタントとして使いながら彼らが頑張っていく姿を理想としています。
小室 なぜ障がいのある方がITエンジニアになる社会を作ろうと思われたのですか。
辻岡 母体となっている会社はシステム開発の会社なのですが、IT業界の人材不足を常に憂いていました。その中でオフショアという形で海外に打診するもうまくいかず・・・ニアショアという形で障がいのある方や女性、高齢者の方を活用できないか、というフェーズで考え、現在のビジネスモデルに至っております。
小室 BNIの中には、障がいのある方に向けたさまざまなサポート事業をされている方がいらっしゃいますが、なかなか聞かないモデルですね。これをBNIの中でどのように得るのだろう?と思っているのですが。
独立してしっかり稼げるサポート
山内 支援事業はよくありますが、独立してね、というビジネスですよね。
辻岡 まさにそうですね。独立してしっかり稼げるサポートをするよ、という意図も含まれています。
小室 稼ぐ、ということは障がいのある方のハードルになっているのでしょうか。
辻岡 特に親御さまが、自分達がいなくなった後、子ども達はどう生きていくんだろう、と心配されるケースが多いので、それを親御さまが元気な間に見せてあげられたら、中高生の時点でエンジニアとして卓越していたら不安は少ないのでは、と思います。
小室 BNIに入会されてからどのようなリファーラルをいただいていますか。
辻岡 我々の事業所ではメルカリなどの出品代行業も行っていますので、いろんな作業なども混ぜております。全員が全員IT適性があるわけではないので、ITに触れる機会は残しつつ、作業をどのように織り混ぜていくか、というところです。
小室 これからまだまだ伸び代がある、そんな事業モデルをこれから作っていかれるんですね。
辻岡 今の盲学校のIT教育は、正直全然できていないのが現状、と先生方はおっしゃっており、それを外部委託等でできないか、それこそ兵庫県から県知事から何か変えて予算を組んでくれたら嬉しいな〜という話をしていました(笑)
小室 今日はビジネスとしてお話を聞いておりますが、実際には教育という部分にも関わっておられるように感じます。
山内 例えば兵庫県が障がいのある方が自立できるビジネスモデルを作っていくと、兵庫県のビジネス自体が盛り上がっていく可能性が非常に多く、そういったことの先進地域のようになっていけば、全国からたくさんの方々が見に来られて、そしてそれが全国に広がる。それはすごく素敵な世界だと思います!
小室 ゲストはカムラック神戸 辻岡 淳平さんでした。辻岡さんには来週もお話を伺ってまいります。

 
                        





